十四夜、満月の前日に早めに自室に引き上げたカムイに気分の落ち着く花の香りの紅茶を運んでいくと、やはり暗い部屋で横たわったカムイには竜化の兆候が見え始めていた。短く現れた角の周りで銀色の細かな燐光が、すでに十分明るい月に泡のように輝いていた。
紅茶を召し上がれますか、と聞くと、その香りはかいでいたい、と申し訳なさそうに答えられる。では香炉がわりですね、と卓に盆を置いた。
「明かりをつけてくれ」
「よろしいのですか? 暗い方が落ち着くのでしょう」
「ジョーカーがいるから大丈夫だ」
万一誰かが急に訪ねてきたときのことを思って明かりをつけないという側面もあった、自分が秘密の番人として主に安心を提供できているという意味の言葉にジョーカーは震えるほど嬉しくなる。明かりを灯して、手招きされてまた枕元のスツールに腰かける。
「カムイ様、ご気分はやはりすぐれないですか」
「大丈夫」
主人の気を休められるよう、極力静かに慈しみをこめて尋ねた。ふうふうと大きく息をしながらカムイは慈しみを受け取って返すように微笑みを見せた。ゆるりと、鱗の銀色の浮いた腕が上げられる。
「ジョーカー、さわっていい?」
「はい、どうぞ」
少し身を寄せると、ただ実在している量感を確かめるだけのようにほんの軽く腕をつかまれた。指はどうやら爪のかたちに曲がりたがっているようで、腕全体がひくひくと震えている。カムイは枕にながく息を吐いた。
「おつらいですか」
「ううん。ちょっとドキドキするだけ」
「お慰めしましょうか?」
否とも応とも言わず苦しげな視線を向ける様子を見て、ジョーカーは手袋を抜き取るとカムイの半身を優しく抱き起こして寝台に座らせた。されるがままになって閉じている目元はほんのりとした赤みと、角の生えるあたりから広がってくる銀色の鱗の境界線とで化粧を施したようだった。座った脚の間に跪き、熱くなっているものを服や下着から自由にしてやる。ジョーカーは少し力の入った腿の筋肉を安心させるように撫でた。
「どうぞお寛ぎください」
潤んでいる目を見上げて、舐めて湿した唇に熱を分けてもらうように甘く食む。たっぷりと唾液を載せた舌を優しくやわく当てて裏側のかたちをなぞる。下生えを押さえるように恥骨を撫でながら、こみ上げてくる慕わしさのままに、はっきりしてくるくびれを何度も舌先で往復する。
「あっ……あ……。ジョーカー……」
「……はい……」
横髪をかき上げて、鮮やかな先端から口の中にカムイを招く。ジョーカーは顔を見られていないことを祈った。言いようがない感情の濁流を抑えて思い切り寄せた眉根を、優しい主が見たら嫌がっているのだと誤解するかもしれない。そんなことはありえません、と主張するかわりにことさら淫らな音をたてて舌を使う。
「は……、ジョーカー……すご、い……。はぁー……ぁ……、」
「ンッ……、ぅ、ちゅ……、ん、……んぁ……」
震える手が髪を撫でてくれようとしているのがわかった。嫌なわけがない。主人を慰撫することを許されているのだから。深く咽の近くまでくわえこむ苦しさのたびに思う、俺はカムイ様のもの。こんなに、苦しいほど誰よりもおそばにいる。
カムイは腰を苦しげによじった。
「ジョーカー……、ジョーカーの中、入りたい……」
「は、ん……、承知しました……」
急に粘膜どうしを離さないよう舌でやわらかく支え、丁寧に頭を上げながらジョーカーは下半身の着衣をブーツごと脱ぎ捨てた。立ち上がって、崩れかけていたカムイの背と膝裏をかいがいしく抱えて寝台に仰向けに寝かせる。
「失礼いたします」
ジョーカーは膝で寝台に乗り上げ、先ほどまで自分がしゃぶっていた昂りの上に跨った。普段通りの執事の暗い色のベストの下に、白い脚とその間の紅く腫れ上がる男性器があらわになっているのをカムイは荒い息をくり返しながらじっと見下ろした。
「カムイ様、目を……閉じていただいても?」
「うん……」
もはやしっかりとその色合いの強烈なコントラストを目に焼き付けたカムイはおとなしく言われた通りに目を閉じた。そういう奉仕だとはいえ主に見苦しいものを見せるのには抵抗があった。
ジョーカーはすでにここに来る前に慣らしてきてある入口を指で広げ、ずぶずぶと腰を沈めていった。押し出されるように、はあぁ、と息が漏れる。ゆっくりと上下運動をするとカムイもとろけるように気持ちよさそうに喘いだ。かわいい、と胸にしみるように思ってジョーカーは自分でも気付かないうちに笑っていた。体の前面をマッサージするように撫でながら服をくつろげてやる。
「具合は、いかがですか? カムイ様」
「ん、いい……。ああっ……きもちいい、ジョーカー……。あったかい……」
「よかった。失礼いたします……」
「ふ、あ……っ!」
紅潮してぴんと天を向いている乳首に指を這わせて優しく摩擦すると、カムイは驚いた声をあげた。戸惑いながらも甘い声が嬉しくて、もっと聞きたくて腰を振る律動も速くなった。
「あっ、ジョーカー。やっ、はああっ」
「……やはり、ここも、敏感になっていらっしゃるのですね。お任せください……」
「ジョーカー、ジョーカー……!」
「く、ぅんっ……」
急に下から突き上げられジョーカーはうめいた。ぱち、と尻が腰骨の肌と合わさって音をたてる。カムイに腰を使われると、まるで小舟のように波の制御ができず水の中に転覆していきそうになる。見ればカムイはうすく目を開いて、揺れるジョーカーの体に触れようとしていた。やんわりとその手を払いながら根元までくわえこんで骨盤に体重をかけ、きつく締めつける。
「ああ! うっ、ジョーカー、どうして……」
「だめですっ……」
なおも自分に伸ばされる手をからめ取って、指どうしを組むようにがっちりと拘束した。それはまるで手を繋いでいるようで、苦しくなった。
汗をふき出しながらふうふうと荒い息を落ち着けようと止まっているジョーカーを見て、カムイは悲しげな顔をした。そして、これ以上なく噛み合っている結合部を、とん、と扉をたたくように突いた。
「ひ、カム、イ、様っ、」
「もう触らないから動いて」
「は、はい、ありがとうございます……!」
ジョーカーは呼吸を整えながら再び腰を上下させはじめた。カムイはまた目を閉じていてくれていて、その甘い目元の紅潮やしかめられ方を見て腰の動かし方の調整に集中できることに充実感を覚えた。組み合わされたままの手がぎゅっと握られて、胸の奥が熱くなってこらえきれず、見られていないのをいいことに顔を歪めて身をくねらせる。
「ジョーカー、出す……」
「はい……どうぞ、いらっしゃってください」
「抜いて」
「……かし、こまりました」
充実が欠けていく寂しさを無視してジョーカーは入り口を締めつけながら一気に腰を上げた。驚いた声をあげるカムイを愛らしく思う。すばやくカムイのものを手で包んでしごき上げる。
「んっ……! ……ん……」
どくどくとジョーカーの手の中に精が放たれる。短い角と肌に表れていた銀色が何もなかったように消えていくのを見て、ご満足いただけた、と幸せな気持ちになった。
主が息を整える少しの間に体を清める準備をと、手巾と水盆に手を伸ばそうとしたジョーカーは主の動きに遮られた。横たわって自分の清拭を待っているはずのカムイが起き上がって肩をつかんできたのだ。
「どうされました」
ジョーカーは微笑んで尋ねた。
「まだジョーカーが終わってない」
「えっ?」
カムイの視線が下がり、ついジョーカーはつられた。立ち上がって存分に膨れている自分の陽根をばっちり見てしまい、うっと目を背ける。
「これは……お見苦しいものを。申し訳ありません。すぐおさまりますので大丈夫です、お気になさらずに。今、体をお拭きしますね」
「僕がしてあげたい」
「は……」
何を言われたかわからないうちに、伸ばされた手を受け流す高速の組手が始まっていた。律儀に汚れた右手を使わないようにしているジョーカーにどう考えても分が悪く、やっとカムイが何をしようとしているかを把握したジョーカーは悲鳴をあげた。
「カ、カムイ様っ! いけません! どうかおやめください」
「さっきも邪魔したね。どうして?」
「お手が汚れます! そ、そのような……あってはならないことです!」
「わからないな」
健闘するジョーカーの守備に苛立ってカムイの声が濁る。手巾をとって長く折りたたむのを見てジョーカーは困り果てた。
「ジョーカー、縛るよ」
「だ、駄目です……。お許しください……」
ジョーカーはカムイの目を訴えるように見て首を振った。
「どうして。ジョーカーは僕になんでもしてくれるんじゃないの」
「手がふさがっては、カムイ様のお世話ができなくなります。それでは私はお仕えしている意味がありません。いないのと同じです」
「そうかな。僕は手がなくなっても脚がなくなってもジョーカーを手放したりしないよ」
まっすぐで悲壮な執事の顔をカムイもまっすぐに見つめた。紅い目に強く見つめられ恐ろしい誉れの言葉を言われて、腰がぐずぐずに溶けて寝台から転げ落ちるような思いがしたが、そんなことより大事な誇りがジョーカーにはあった。だめなものはだめです、とやっとの思いで言うと、カムイはため息とともに手巾を手放した。
「わかったよ」
ジョーカーは深く上体を折って礼をとった。
「恐縮です」
「じゃあ、ここでして見せて」
今度は言われた意味を正しく理解してジョーカーは息を呑んだ。カムイがただ静かで、嗜虐するような目ではなかったので、逆にあざやかな羞恥がこみ上げてきて頭ががんがんとした。
「それもだめ? ジョーカーが見たい。僕にも隠したい?」
「い……いえ……。カムイ様に、隠すところなど……私には……」
「見せて」
紅玉の色で黄昏色を染め抜くように見上げて、カムイはそうとジョーカーの右手をそこへ押した。ジョーカーは戸惑った。右手にはまだカムイの精がたっぷりと潤んでいる。――このまましろ、というのだ。主は催促するでもなくただ腕で背にかるく触れている。
「では、……失礼、します……」
興奮は萎えていなかったが、手は震えていた。震える手指が濃い白を紅い陰茎に塗りつけるのを見てしまった。自分はこんなにいやらしく動く手をしていたのか、主に失望されたらと思うと手をうまく動かすことができない。
「ジョーカー、好き。もっと見せて」
「ああっ……!」
耳元で好きだと囁かれてジョーカーは泣きそうに苦しくなった。掌をつけているところが熱く痺れて、手があさましく音を立てて全体にカムイの精を塗りつけてしごきたてているのを憐れな他人事のように感じた。普段出さないような声を出して髪を振り乱したりして、自分から外へ踏み出す勇気がないからと、誘っているのだろうか。なんて愚かなのだろう、この男は。
俺は、カムイ様が、欲しいのだな。
他人事のはずなのに辛くてたまらなかった。
欲しいとは、一体どういうことなのだろう? わからない。私はあなたの、完璧な執事。誇りと居場所が主の中にあるから生きていられた。いくらでも自分を律して、制して、それがいつしか幸せに変わった。
それが執事になれたということなのだと思っていた。なのに、もう柵は壊れてしまうのだろうか?
「カムイ、様、カムイ様っ」
「うん」
助けを求めるようにジョーカーは主の愛しい名を呼んだ。それは自分を自分の中にとどめる呪文だった。いつも。魔導書の力あることばのように。
「カムイ様……ッカムイ様、カムイ様……」
「……いつも、そうやって僕を呼んでるの?」
「ッ、……? わ、わかり、ません。何を……」
「ごめん。続けて」
口づけられた頬は濡れていた。再び自分の声が主の名を繰り返しだすのを、ジョーカーは初めてはっきりと聞いてしまった。そういえば一度したたか酔ったときも、壊れたようにカムイ様カムイ様とうわごとを言っていたとギュンターに言われた覚えがある。恥ずかしくてわけがわからなかった。止めることができない。吐き出すように、咳きこむように、ジョーカーは泣きながら主を呼んだ。
「アッ、カムイ様っ、カムイ様ぁっ……!」
「僕は、そばにいるよ……ジョーカー……」
「カムイ、さま! ああ、カムイ様……ッ! ク……」
背中を撫でさする熱い手や、耳に甘い吐息をふりかける顔に体を押しつけたくて仕方ないのだけは必死でこらえて、前へ体を丸くしてジョーカーは射精した。二人の精華が混ざり合った手の中はまだじんじんとして、切なくうめいた。動けないジョーカーを、カムイは先ほど自分が仰臥していたように荒く組み敷いた。目はあかあかと光り角が現れ、手はほとんど竜の爪に変わっていた。
『ジョーカー……!』
人のものから変化しかけている硬い欲望を太腿に下腹に擦りつけながら、カムイは震える手で荒く襟元を開いてジョーカーの首や肩を噛んだ。声も、金属板を連ねて鳴らすような竜のそれに変わっている。陰茎だけでなく脚部も光る泡をまとい竜のかたちに変わりつつある。まるで最初に交わった夜のようだ、と捕食される痛みと快楽を思い出して頭が一瞬かっと焼きつきそうになる。一度は治まったはずの獣性が、より強くなってまた現れてきていた。
自分がその焦燥の獣を引き出してしまったのだと、ジョーカーは気付いた。
俺を暴きたくて、理解できない俺を食いつくして自分のものにしてしまいたくてこの方は獣に変わっていく。誰よりやさしい主を荒々しい混沌に落として、申し訳ないはずなのに、嬉しいと思っている自分もいる。もっと暴いてほしい。早く主だけのものにしてほしい。食い荒らしてほしい。
ジョーカーは首を振ってせり上がってくる感情をこらえた。まだうすく残る、初めての夜カムイの牙に貫かれた傷跡に歯が当たり、舌が這いきつく吸われる。疼痛と違和感に体が跳ねた。
「あ! あっ、カムイ様っ……!」
『ジョーカー、好き』
「はああぁっ……!」
言葉と裏腹に苛立った声を首筋に響かされ、思わず淫らに腰が浮く。性急に腰骨をつかまれて大きな屹立をあてがわれ尻たぶに竜の爪跡がついた。開かれた襟元の、普段は隠れている場所にも、消えかけた爪痕が残っていた。肩口にも噛み痕はつくだろうか。もっと噛んでほしい、と思った。
びくとも動けないほどに強く持たれた腰に異形の楔が押し入る。一度交わった後とはいえ、いつもひと月ぶりの大きさに、ジョーカーの粘膜はまだ順応できない。血と、二人の精と、それ以前に塗りこめてきた軟膏の混じった潤滑でぐずぐずに刺し貫かれていく。脈をうつ痛みと、なんともいえない充足に涙を流しながらはぁはぁと不規則な呼吸を刻んだ。
「はっ……、ああ、あァっ、あ……! カムイ……様……! はい、りっ、ましたか……っ」
仰向けで腰を持ち上げられた体勢では身動きがとれず、無事にカムイを中に収められたのか不安で手を伸ばした。手で手を受け取られて、爪で指の股を不器用に擦られる。さして心地よくもないはずの刺激だったがジョーカーは嬉しさに気が遠くなる。
『入ったよ、全部』
「ああ……っ、よかった……です、カムイ様、カムイ様っ……!」
『ジョーカー』
くい、と少し抜くように上に向かって腰を捩じられジョーカーは悲鳴を上げた。カムイの上に乗って自分で動くときには我を失って主をないがしろにしないようにと自制しているのだが、そのあたりに、中にも悦いところがあるらしいのだ。カムイの幻の水の圧力で尿道を遡られたときのせつなく狂おしい感覚と似ている。
ゆっくりとしたぬきさしでそこを刺激が通り過ぎるたび、自分が快楽にどろどろに溶けた醜い塊になっていくような気がして怖かった。怖いです、と口に出すことができず声が涸れたような息を叫び続けた。反対にカムイはジョーカーの体内に入って衝動が落ち着いてきたのか、息の乱れをおさめ白い肌に残ってしまった噛み痕をいたわって舐めた。
『ごめん、ジョーカー。痛い……よね……』
「はっ……ぅ、……ふ……!」
『ジョーカー……つらい……? 苦しい……?』
「いいえっ……、いいえ、カムイ様……ッ! どうぞ、お好きにっ……」
不規則に内壁が収縮するのを制御できずジョーカーは体をしならせて悶えた。無作法を、申し訳ありません、となんとか声に出すとカムイは悲しげにうなって、両手でつかみ直した腰を激しく揺さぶった。
「あああ! は、あ、あー! カムイ様、カムイさま、」
『ジョーカーは……、竜じゃないと満足できないのか? そんなに大きいのが好きになってしまった?
ジョーカーは……僕が竜だから好きなのか……?』
思ってもみなかった問いにジョーカーは目を見開いた。
「なにを……何を。違います……! そのような……決して……決して……」
悲しげにしているのだけはわかる主の顔を見ようとした。痛みと快感の涙で、目がかすむ。胸が苦しい。カムイ様が、お辛そうにしている。俺のことで? なぜカムイ様は俺がこんなに、ただお慕いしているばかりなのだと信じてくれないのだろう、どう伝えたらいいのだろう?
「カムイ様ぁ……!」
途方に暮れてジョーカーは無我夢中で主に抱きすがった。カムイもまた、ジョーカーの乱れた髪の元結に鼻先をうずめて、しゃくりあげるように息を吸った。首元にこごる主のにおいと体温が嬉しくて、後頭部からとろけていくようだった。
『ごめん……ジョーカー……っ。今のは意地が悪かった……僕を、嫌いにならないで』
「だ、大好きです。ずっと、好きですっ……。俺が、ああ、絶対に、お守りします。絶対に」
凶器に刺し貫かれながら、小さい子供がさらに小さな子供をかばい守るようにジョーカーはカムイの首を抱き込んだ。首筋にかかる不思議な響きの吐息がふっと安らいだものに変わる。暴威にならざるを得ない下半身の交接と裏腹にカムイは愛しげに白い肌に頬ずりした。愛情深い感触にどんどんと崖に追い立てられる。ジョーカーが好き、と幻聴のように耳に聞こえて、ついにジョーカーは飛んだ。
「あ、あ、カムイ様、カムイ様、気をやっ、て、しまいます、申し訳っ……ああっ、あー!」
二人の間をジョーカーの二度目の吐精が汚し、びくびくと中が収縮した。少し遅れて抜き出されたカムイのおびただしい量の精液がジョーカーの着衣の上で混じる。ジョーカーが忘我をさ迷っているほんの少しの間を、カムイは元ののびやかな少年の手足に戻っていく体いっぱいにきつく抱きしめた。
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