【R-18】永遠の供 - 6/6

寝台の上に行き二人はお互いの服を脱がせ合った。

ジョーカーの髪をほどきながら、カムイは裸の体の白さをひたと見つめた。

「あ……見ないでください……」

それでも体を丸めて隠したりはせず、ジョーカーは顔や胸元の肌の薄いところを赤く染めた。

「どうして? ジョーカーはきれいなのに」

「その、ような……」

「すごく白くて、ほんのり赤い。ここ」

「ンッ……」

胸筋をなぞられ、全身の感覚をするどく砥いでそのわずかな愛撫を味わう。自分の胸の上を手が這うのを陶然と見ているジョーカーの姿をカムイは真剣に、食い入るように見る。

「あっ、か、カムイ様、見ないでください。怖い……です……」

「大丈夫だよ」

「わた、しは……、きっとみっともないです。大変なことになってしまいます。もうすでに大変です。お見苦しい」

「僕は満月のときを見られたら、ジョーカーに嫌われるかもしれないと思ってた」

ジョーカーは即座に首を振った。

「そんなことはありえません。むしろ、とても嬉しかったです」

「それと同じで僕は、ジョーカーが僕の手で気持ちよくなるところを見たい」

一瞬言葉を失ったジョーカーにカムイは微笑んでみせた。

「続けるよ」

「は、い……」

初夜の新妻のように横たわり緊張するジョーカーを、カムイはゆっくりと愛でた。

白い肌がくったりと柔らかくゆるみ、いま風呂から上がったようにほの赤く火照っていくまで、緩慢な愛撫は続いた。触れられるところからあたたかいものが注ぎこまれているようで、ジョーカーはただ熱い呼吸をくり返した。

「ん……」

腹筋の稜線に唇をよせて頬ずりのような愛撫をしていたカムイが、ふと寝言のような声を漏らした。

「ジョーカー、ジョーカー」

「! はい、ここにおります……!」

恍惚とした声に混じる人ならぬ気配に気付き、ジョーカーは安心させるように肌に触れ声をかけた。体を起こし、薄く開いて見下ろしたカムイの目は、紅玉のように炎のように光っていた。

「ジョーカー……きれい……」

 

歓喜をあふれさせるように吠えたカムイは竜に姿を変えた。

その竜のかたちは気高く美しかった。大きさこそいつもと変わらぬものだったが、今までで一番、完全な竜の姿のように見えた。異形の不安定さは影を潜め、この世の理の力が集い凝り、秩序立って宿っているような、見たことのない、何か完璧なものだった。

ああ、これが、神の竜。

『ジョーカー』

「はい……。おそばに……」

ジョーカーがこぼした涙を、竜の舌がそっと舐めとった。そのまま輪郭をなぞった長い舌は、唇を割りひらき、キスをするように口の中に進んだ。

「あ、ンンッ……、は、はぅ、……んぁ……」

口の中が熱く大きな舌でいっぱいになり、苦しく支配される快感に気が遠くなる。媚薬になるとわかっているが、唾液をできる限り飲み込み、頭がしびれたようになっていく。それでも懸命にカムイの一部をねぶった。

ジョーカーの顔をどろどろにさせて口内を味わってから、カムイはぱたりぱたりと体の上に唾液を落としながら下がっていった。意図を感じ取ってジョーカーはぐずぐずの体の手綱を取り戻そうとする。

「あっ、カム、イ、様っ、そ……そこ……は……」

すぐには半身を起こすこともままならない。カムイは脚の間をずるりと舐めた。

「ん! う、んんっ、んー……!」

濡れた広い面積に陰部をすべて包み込まれるような、初めての快感に腰をよじる。舐められたところにどんどん血が集まり、そこに脈打うつ心臓があるようだ。痺れてしまって、がちがちに昂っているのか、それともすでに出してしまったのかさえわからないほどだった。

『ジョーカー、気持ちいい?』

「はいっ……、はいっ……、カムイ、さ、まっ……、気持ちいい、です……っ」

『よかった。大好きだよジョーカー』

「あ、あああ……!」

ぞろ、ぞろ、と、熱い感触は何度もそこを往復した。清められているようで、ジョーカーは懸命に自分で脚を抱え広げた。

やがてやわらかく長いものが中に侵入してこようとする、舐められているところだけではない全身の快楽の渦に翻弄されて精一杯で、ただ身悶えるしかできない。竜の爪が惑う腰をがっちりと掴んだ。

「あう! あ、カ、カムイ様っ、」

『やめないから……』

「あっ、あ! はーっ……、……くっ、ふぅうっ……、ふっ……! ああ……!」

指で掻くような浅いところを人の何とも違う質感でぬるぬると出入りされ、震えて息をくり返す。気が遠くなり、体が宙に浮かんでいるようだった。

ジョーカーはまるで力の入らない手で、自分の腰を掴んでいる鱗の腕をはたはた叩いた。

「カムイ様っ……、ほ、ほしい、です。繋がりたいです! そこに、カムイ様が欲しいです……! 申し訳ありません……ッ」

このままでは本当に意識が飛んでしまいそうだった。その前に絶対にひとつに繫がりたいと焦った。

一人で気持ちよくなって主に申し訳ないからではない。本当にそれが欲しかった。初めて、自分のすべてが偽りも枷も飾りもなく、欲しいものを欲しがっているという気がした。

『何が申し訳ないの。もっと欲しいって言って』

ずる、とゆっくり舌をひき抜いて、カムイは角に覆われた頭を内腿に擦りつけた。それでやっと下半身が溶けてなくなってなどいないことがわかる。ジョーカーは震え続ける手を伸ばして角をつかんだ。

「欲しいです、カムイ様の、ああ、欲しいっ……、カムイ様の、熱い剣……! はあ、あぁっ……、お、俺にも、触らせてください……!」

カムイは願いに応え、頭に抱きつかれるように角をつかまれたまま頸を上げて、ジョーカーを起こしてやった。

飲み込んだカムイの唾液が効いてしまって腰が立たず、必死にジョーカーはそこを探った。急な山でも昇るように、竜の肌に体をつけて這う。

「お慕いしております」

少し息を落ち着け、ジョーカーは心を込めて、深く通る声で主の胸に愛の言葉を言い聞かせた。カムイは悶えるように吠えて、ジョーカーが触りやすいように体を横に捻じってやる。

腹の銀の鱗の裂け目から、普段はそこにおさまっている鮮やかな生殖器が立ち上がっていた。愛らしくてたまらないものを思わず抱きしめるように、ジョーカーは全身から愛でた。

「ああ、お姿を……見せてくださった……。ハァッ……、雄々しくて、いらっしゃいます。いつもこれを俺に……」

玉のようにいっそう紅い先端にキスの雨を降らせ、熱い血が集まって鱗状の凹凸がはっきりと浮いた竿をめちゃくちゃに愛撫した。腕の柔らかいところまでも使って擦り、先の方を口に入れるのが精一杯な長さ太さを横からも夢中で舐めしゃぶる。

甘い匂いが強まっていきジョーカーは奉仕しながら触れもせずに射精した。下半身をぐずぐずにとろかせながら飽かずくちづけては撫で擦る、手管も何もとうに吹っ飛んでいたが、カムイのものはますます熱く張った。

「カムイ様……こ……こちらを……どうぞ俺の中に……!」

カムイは人ならぬ声でうなり体勢を変えた。するりとジョーカーに竜の尾がからみつき、四つ足の下で腹這いの体位をとらせる。痺れる腰をなんとか高く上げようとするジョーカーの耳元で、励ますようにきゅうと鳴いて、カムイは先端を埋めた。

「ああ、はあぁあ……!」

もとは痛みであるはずのきつい刺激が過ぎる。中の浅いところでカムイの熱が受け入れられていく。水と湯が混じるように、体の境が消え去りひとつに融ける。もっと奥で、この身のすべてで、と叫んだ。

「ああ、あ、す、好きです、カムイ様……! あぁっ! た、足りないです。もっとください、もっと……もっと……っ、くっううぅ!」

寝台の下についたカムイの後脚がぐんと踏み出された。ジョーカーはカムイのにおいのするシーツをかき寄せて噛む。ずぶずぶと楔がはまっていく、熱さが奥に至るまで、愛おしいにおいを犬のように嗅いだ。

『ジョー、カー。はいった……』

「あっ……、あっ……、はい……、か、カムイ様と、ひとつ……に……、っ、あ、あっ……」

大きな衝撃に震えて汗をふき出しながら、うっとりと短い息をくり返す。カムイはジョーカーの腰を片手の爪で支え楔を動かした。

『ジョーカー、ジョーカー、』

もう片方の前脚をジョーカーの目の前にのべる。ジョーカーはそれにとびついてきつく握りすがった。揺さぶられながら、大きな手と爪を食んでは絶え絶えに言葉を漏らす。

「うっ、ず、ずっと、好きでした……。んっ、大好きです……! あなたと、こうなれ、て、嬉しいです。あ、あああっ……」

言葉に遅れて、自分で告白したことがもう一度脳に突き刺さった。

ずっと好きでした。

自分でもそれがどんなことか、わかっていなかったけれど。

ああ言えた、と力が抜ける。溶け崩れそうになるのを、懸命にカムイの腕を握って耐えた。

「あ、あ、好きです、好きです、ずっとっ、おそばに。愛して、いま、す……っ!」

『僕も愛している。ジョーカー』

「あっ……、あっ……、その、ような。と、溶けてしまい、ますぅ……!」

『がんばって。僕を離さないで』

「はい、ああ、はあ、! 離しません……!」

崖から延びる綱をつかみ登るように、何度も腕を握りなおした。離さない。きっと、僕を離さないでと言う主もまた、自分を綱にしているに違いないのだから。俺がこのひとの綱だ。自然にそう信じられた。

部屋の中は幻の水に豊かに満たされ、今や湖のようになっていた。喉元に迫るような突き上げのごとに、浮かぶ寝台の小舟がちゃぷり、ばしゃ、と水音をたてる。開いた薄目に水面に光る満月が見えた。初めて交わった夜を思い出した。ジョーカーはされるがままにとろけてひくひくと快感に浸かった。

「カムイ様ぁ……! お、おれ、あっ、あっあっ……! き、きもちいい……!」

『僕も気持ちいいよ』

「はぁ、は、本当ですか。よかっ、よかった……! よかったです……!」

嬉しくてほっとして、ぼろぼろと泣きながら笑った。胸が熱く、息が熱く、涙が熱く、繫がっているところの熱さが全身のすべてを包み込んで高まっていく。カムイは頸をきつく曲げて、うっとりとした息まじりに囁きかけた。

『ジョーカー』

「はいっ、っ」

『ジョーカーの中に入るの、好き』

「はぁっ……!」

熱くも安らいだ主の声と至上の言葉に、ジョーカーは殴られたような声をあげて真っ白になる。どんどん頭の中の鎖が切れていく。

「ああ、はいぃっ、うれしいです! ああっあ、カムイ様、カムイ様! おれも、好き、カムイ様のっ……。カムイ、さま、そこを、そこ、もっと突いてください、ああ!」

『っ、こう?』

水音の律動が速くなる。じゃぷ、ざざ、小波の向こうの大波の気配を、ジョーカーは体をうねらせて自分からつかまえる。

「はいっ! はっ、はっ、あっあっぁ……! 大、好きです。しあわせですっ……、ふ、ぁっ……、す、すご、い、気をやってしまいます……! はぁ、あ、あぁぁ……!」

『いいよ。いって……』

「あっ、し、失礼します。アぁ、カムイ様、すき……カムイ様っ、ウッ、くっ……!
う、っううああぁあーー!」

『ああ……!』

ジョーカーは愛しい腕をかたく握ったまま、空を飛ぶように、大波に遠く長く運ばれていった。

長い長い絶頂感の中でやがて熱いものが注がれ、あふれ、竜の長鳴きを聞きながら、ああどこまでも一緒なのだと思った。どこまでも一緒に行ける。たとえいつか想いのあまり道を誤ることがあっても。たとえいつかこの竜が永遠を生きる神になって、俺のことを忘れても。

 

「ジョーカー、一緒に寝よう」

少年の姿に戻ったカムイの隣に横たわってぐったりと体を休ませながら、ジョーカーは困惑した。それは言わないお約束です、困ります、と目だけで伝える。カムイは引き下がらず、無邪気なだけではない、懸命で魅惑的で少し低い声で交渉にかかった。

「じゃあ、満月だけ。お願い。いつもじゃなくていいから、毎月、満月の夜だけ、こうやって隣で寝て」

「だめです。ご存知ないと思いますが、私は恥ずかしながらずいぶん寝汚いのです。きっと朝には失望なさいます。なかなか起きずに目つき悪くぐだぐだやっていて嫌いになりますよ」

「知ってるし、失望しない」

ジョーカーはびくりとして焦りと怒りに顔を染めた。

「な……! だ、誰が言ったのですか。あのジジイですか」

「誰でもいいだろ。ジョーカーは僕に隠すところはなにもなくて、全部僕のなんだろう?
ジョーカーは朝がすごく弱くて、なのに僕より早くに起きて、いつもきれいに身支度を整えて、なんでもないみたいに僕を起こしてくれる、誰よりも毎朝、強く僕を愛してくれる人だ。知ってたよ」

「そんな……そのようなことは……当たり前のことです」

誉れの言葉に赤くなってジョーカーは下を向いた。その腕を撫で、手をとって、カムイは微笑む。

「だから、休暇だよ。その晩にはとびきり疲れるんだし、ずっと働くには休暇が必要だ。ジョーカーはいつまでも今みたいに若いつもりなの」

「見目や体が衰えたら夜伽は別の者に譲る心づもりでおりますので」

ジョーカーは『別の者』への嫉妬を隠さず顔をしかめながらも、しかしきっぱりと言い切った。眉間に少ししわを寄せてつんとすました執事の顔を、カムイは笑って覗き込んだ。

「だめだよ。僕はジョーカーを一生離さないんだ。ジョーカーも僕を離さないで。さっき返事をしたよね」

うっとジョーカーは言い逃れに窮した。最初からもう捕まった檻の中を逃げ回っているような気はしていた。昔とは何か違った気持ちで、捕らえられていいんだ、と思えた。自由に、捕らえられて。矛盾している。スズカゼは捨てず諦めずに与えるのが真の忠だと言った。それと同じことだろうか。悪くない気分だった。

少し間をおいて言葉を返した。

「一生、毎月、ですか」

「そう。僕とジョーカーに何が起こってもね。先のことはわからないけど、こうやって約束することはできるだろう。僕はジョーカーと約束をしたいんだ」

「きっとこれからカムイ様は恋をなさるでしょう。そのときあなたの枷になるのは嫌です」

「誰を好きになっても、僕を全部受け止められるのは、この世でジョーカーひとりだ」

ジョーカーは目を見開いて言葉を失った。目の前の主の、陽の光のようにあたたかで確かな笑みに、さまざまな色をなす記憶がばらばらに重なる。

最初に抱かれた月夜に名を呼ばれた声。師にしごかれた鍛錬のつらさ。主が鳥籠を旅立った日の背中。指を合わせて賜った血の赤色。遠い両親の不機嫌な横顔。主が恋しくて慕わしくて何もかも捨ててきた旅立ち。はじめて、出会った日のこと。重なり、合わさり、眩しくかずんだ。

ぼろぼろと涙をこぼすジョーカーを、カムイはふわりと胸に抱いた。

「こう……光栄でっ……」

「もっと泣いていいよ、ジョーカー」

ジョーカーは泣きながら、勢いよく主の体を抱きしめた。俺が生まれてきてここまで生きてきたこと、カムイ様をお守りするために強くなろうとしてきたことはこのためだったんですね、と、しゃくり上げる苦しい息の中途切れ途切れに言った。カムイはずっとぴったりとくっついて、震える頭を撫でていた。

「やっと僕を抱きしめてくれたね」

カムイは幸せそうに言った。やっとこの人を抱きしめた。やっと抱きしめている。離しはしない、とジョーカーは誓った。

 

目線を合わせてひとつの毛布におさまり、うとうととしながらジョーカーは主の顔を見た。

ずっと一緒に寝たかったんだ、と言うカムイは愛らしくはにかんで、叶った望みを噛みしめて喜んでいるようだった。実は俺もですよと笑った。足先や少しでも冷たいところを肌をあわせて温めた。こんな幸せがあることを、もう信じられないと呆然とはしなかった。

約束をした。約束を信じる。なぜなら、この誓いが俺の選んだ、愛しい運命だからだ。

ジョーカーは微笑んで、俺からも約束をと語りかけた。

「俺が、しわくちゃのじじいになって死んだら」

カムイは穏やかな顔のまま体の間で手を握っていた。この世の者とも思われぬ、深く深く澄んだ表情であった。主は自分だけの神ではなくなり、いつか本当の竜の神としてひっそりと長い時を生きていくのかもしれない。他の神がそうであるように、この優しい心が孤独に狂うことも、きっとないではないのだろう。だから。

「そうしたら、そのときあなたが牙で裂いて、血を飲んで、骨を砕いて、食べてください」

お口に合うように体作りは努力していきますので、と冗談めかして言うとカムイは笑った。自分の運命を悟っているのか、それともまた先のことはわからないと思っているのかは見てとれなかったが、屈託のない、安らいだ笑顔だった。執事の奉仕にありがとうジョーカーと言うときの顔だった。残酷なことを頼まれたのに口ごもりもたしなめもせずに、カムイはしっかりとうなずいた。

「うん」

「ずっとおそばに」

その日を楽しみにするようにジョーカーは目を細めた。幸せな夢を見る顔を近づけ、カムイは噛み痕の残るジョーカーの肩に唇を触れた。

「約束だ」

 

いにしえのその王国には、人と竜の両の姿をもつ心優しい王子がいたという。

それ以前の記述は大乱によって不明点が多い、ともかくその中興の時代の王子は白と黒の大国の戦を終わらせ、やがて天へ身を隠し神となった。水を操ったというその竜神の銀の翼が、神の国に豊かな雨を降らせるのだと神話は記している。

神はしなやかな鹿にも似た四つ足の竜か、麗しい男の姿で、絵姿には銀鱗に紫の玉飾りを下げて描かれる。

民はこれに祈るとき色深い紫水晶を捧げ、竜神は供物に白銀と紫をことに好むとされた。それは彼の妻の髪や目の色であるからとか、彼に常に付き従った神獣の象徴物であるからとか、さまざまに言われているが、彼の国土が祈りに応え、恵みの雨と生命の力に満たされ続け、善き神として崇められたことは事実である。

人であったときの彼の姿を描いたとされている、褪せ朽ちた肖像は剣を携えながら、もう一方の手を慈愛深く差し伸べている。しかしその顔と視線は残念ながら、わずかにこちらを向いていないことが見て取れる。

 

王子の名はカムイ。斜め前方のどこかを見て微笑んでいる。

そこには、いつも深い忠愛があった。

 

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